古来、日本では人生の節目ともなるさまざまな出来事が起こると、ともに喜んだり悲しんだりして、いろいろな形で相手を思いやります。それがご進物です。ご進物にはいろいろなしきたりがあり、複雑です。しかし、しきたりやマナーというのは、人と人とのおつきあいをよりスムーズにするために生まれたものであり、長い歴史の中で育まれてきた日本独自の伝統文化だと言えます。以下にご進物やお返しの「のしのルール」や「贈り方の注意点」をご紹介いたします。
一般的にご進物の掛紙は「のし」と呼ばれていますが、本来は掛紙の右上の「熨斗あわび」のことを言います。また、紅白や黄白の紙ひものことを「水引」と言います。
また、お金を包む「金封」と「のし紙」では、表書きに違いがある場合もあります。